【すだま:あらすじ】

02
12月
2013
Posted by: mscrew   /   0 Comment

貧困女子の「あたし」は派遣人生まっしぐら。
ある日「あたし」が、運送会社での深夜の仕事に備え、「あのひと」と「あたし」のアパートで仮眠をとっていた時、いきなり激しい揺れが襲ってきた。
2011年3月11日、これがすべての始まりだった。

以来、「あのひと」は毎日黙ってテレビの前に座り込んでは、熱心に被災地を眺め続けていたが、やがてアパートに帰って来なくなった。
同じ時期、京急蒲田の実家でも父親がしばらく家を空けていると母親から電話が。
計画停電の中、久しぶりに訪ねた実家で、揺れるローソクの炎をはさんで向かい合った母親から父親を探しに父の実家のある京都へ行ってほしいと頼まれる。
母親の願いを、仕事を理由に断り、翌朝、部屋に戻ってみると、なんだか部屋から生き物の気配が抜け落ちた感じ。そして、畳の上にコピー用紙に「ごめんなさい、ありがとう」とだけ書かれた置手紙が一枚。
窓の外、季節の変わり目を告げる春一番の吹く朝だった。

失意のどん底で酒まみれになっている「あたし」に接触を図ってきた知人から、あの手この手で引き出したのはどうやら「あのひと」が、今、京都にいるようだという情報。
「あたし」はその場で母親に電話。父親探しを引き受ける旨を告げ、資金を確保してから東京駅発の高速バス・ドリーム号に飛び乗った。

「あのひと」を探す『京都』、母のために父を探す『京都』、そして「あたし」が6年という学生時代を過ごした『京都』。
ところが、その『京都』で「あたし」は、正体不明の女の「生霊」に取り憑かれてしまう。
大丈夫か、「あたし」、そして「あのひと」と会うことはできるのか。
疾走する「あたし」のロードムービーにも似た一人称小説の舞台化、第二弾。

協力 劇団昴 黒テント 現代制作舎 にしすがも創造舎

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